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Dのねぐら


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太閤5:サルがゆく・3

下記の物語は、(株)コーエーが発売した「太閤立志伝V」(Windows版)のプレイ記録に基づいて綴られています

保存した画像と覚えている範囲内で綴っているため、内容が飛び飛びになっていることがあります
また、史実とは異なる行動を執れるため、主人公の性格も含めて多分にフィクションが含まれています


重臣と親密に

斎藤家攻略の際に功績を重ねた藤吉郎
しかし、それに満足することなく修行を続けていた

藤吉郎
---より多くの技を身に付けるためには、より広い人脈を持たねばな


戦で存分な働きをするため、足軽隊について前田利家に師事していたが、それだけでは不十分だった
そこで、織田家中きっての猛将、柴田勝家から弓術の指導を受けようと考えたのだ

が、しかし・・・

勝家
「今は忙しいのだ。すまんが日を改めてくれ」


藤吉郎
---あまり忙しいようには見えんが・・・。やはり快く思われておらんのかのう


そのような気配を感じ取った藤吉郎は、他の武将宅をいくつか回り、勝家が好みそうなものを調べることにした

贈り物をすることで、少しずつ親密になろうという腹づもりである

数ヶ月を掛け、地道に勝家に武具を贈り続ける藤吉郎

家老の身分にある勝家が相手となれば、相応に価値の高い物でなければ失礼に当たる
どこの商家でも扱っているような安物ではいけないのだ

これも己を高めるために必要なこと。「少しずつ貯金しておいて良かった」と、品物を物色しながら藤吉郎は思ったものだった

当初は頑なだった勝家の態度も、次第に軟化していった

身分の低い藤吉郎は、当然、俸禄も少ない
決して裕福ではないはずだが、しかし、これだけの武具を贈り続けられるということは・・・
余暇を利用して相当な貯蓄を行っていたであろうことは、勝家にも想像ができた

勝家
---長い間掛けて貯めた金を、わしに教えを請うために使っているというのか・・・


口が達者で、ちょろちょろと動き回る、およそ武士らしくない男だと思っていた
しかし、勝家を前にしてにこやかに話し掛けてくるこの男の眼は、まさしく「もののふ」のものであった

勝家とて、これまでに多くの男を見てきたのだ
それなりに人を見る目はあるつもりだった

・・・やがて勝家は、藤吉郎の申し入れを承諾した

diary091108.jpg

織田家の重臣、柴田勝家にも認められた藤吉郎

更なる出世を目指し、己を磨くべく修行に打ち込むのだった


<つづく>

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